4月24日から26日まで富士山周辺で開催されたMt.FUJI100というトレイルランニングレースの運営の仕事をしてきました。
トレイルランニングはご存じでしょうか?簡単に言うと山道でするマラソンです。マラソンと大きく違うのは山道を行くので天候の変化に対応できる衣服や、ファーストエイドキット、補給食、飲み物などの装備が入ったザックを背負って走ります。距離は短いものは数キロ長いものは160キロというものもあります。(もっと長い距離のものもありますがここでは触れません。)
Mt.FUJI100は160km、70km、40km、7kmのカテゴリーがあり最長の160kmの部が金曜の午後5時に静岡県にある富士山こどもの国をスタートしました。そこから西の方に向かい富士山の外輪にあたる天子山地を通って本栖湖に抜けそこから河口湖、山中湖、忍野村の辺りを通って富士吉田にある北麓公園にフィニッシュします。



会場の北麓公園で。富士山が見えた
スポーツメーカーのブースが並ぶ
飲食店ブースもあります!
私も過去にこの大会を選手として出場したことがあるのですが、ご縁があって昨年から安全管理チームの一員としてスタートからフィニッシュまですべての選手の所在を確認するという仕事をしています。
具体的には1)選手が装着しているチップの管理と2)レース中の選手からの電話を受けて対応するという仕事です。
1)チップの管理とは、選手は一人一人記録用の3㎝角程度のプラスチック製のチップをシューズに装着しています。エイドに到着したり出発するときにこのチップに反応して通過時刻が記録されます。もし2000人の選手がスタートしてたのに関門時刻までに1980人しか通過しなかったら、20人はまだその地点まで到着していないことになります。私はこの到着していない選手が、途中でリタイアしたのか、まだ走っているのか確認して、もしそのどちらでもない場合は行方不明者として各所に捜索の手配するという仕事をしました。
2)レース中の選手からの電話を受けるとは、選手がウェアに着けているレースナンバーカード(ゼッケン)には緊急時の連絡電話番号が印刷されています。選手は自身がリタイアする時や前後の選手がケガをしたりした時にその電話番号に電話をかけてきます。わたしはその電話の前に座って待っています。電話番をしているということです。疲労等の理由でリタイアしたい選手はエイドでリタイア処理をしてもらうことが多いのですが(リタイア処理をするとチップ一人分がリタイアしたことがわかるので1)の仕事と密接な関係があります。具合が悪い、怪我をした場合は、安全管理チームのすぐ隣に救護チームのドクター、ナースがいるので彼らに連携して対応をします。大抵の場合は選手の近くにいる移動救護チームにまず現場に向かってもらうことになります。もし怪我で選手が歩けないような場合は、同じく選手の近くにいるスタッフの山岳ガイドのメンバーが現場に向かい、車が入れるところまで一緒に下りることもあります。



毎年スイーパーをしてくれる仲間
富士吉田エイドまで様子を見に行きました
仕事部屋で各エイドの定点カメラの映像も見れらます
レースはスタートからフィニッシュ関門時刻まで46時間あるので、シフトを組んで勤務をします。とはいっても二晩目になると寝不足気味になります。各エイドの関門時刻が訪れるたびにエイド未通過者のチェックを繰り返し行います。この時は行方不明者がいないか毎回緊張します。



夜勤の合間に撮った
選手の帰りを待つ
TNFブースも閉店中。後ろの灯りがついた部屋で仕事しました!
金曜の夕方に始まったレースは日曜の午後まで続くのですが、フィニッシュ関門時刻が過ぎて会場の人たちがレースが終わってお疲れさまの空気が流れはじめても最後の選手がの所在が確認できるまで仕事はまだ続きます。今回は日曜の16時くらいまで仕事をしました。全員の所在を確認が終了した時は清々しい気持ちになります。
レース中はずっと室内で仕事をする裏方ですが、今後も続けていきたいと思います。


